丸の内のITコンサルライフ

~ITで実現する業績アップの取り組み大公開.時々HR~

【リーダ初心者必見】コーチングがもたらす4つのメリットをまとめてみた

コーチングの画像

 

リーダとなり始めて部下を持った方はマネジメントに悩まれているのではないでしょうか??

私も初めて育成責任者として部下を任されたときは非常に悩みました。

 

例えば、

”部下が仕事を楽しく感じ、主体性を持って動いていただけるようになってほしいけど上司として具体的にどのようなサポートを行えばいいのかわからない。。”

これが私が抱えていた悩みです。

 

この悩みを解決する方法として、私はコーチング”にたどり着きました。

そこで、今回はコーチングがもたらす影響についてお伝えいたします。

 

<目次>

  

Ⅰ.コーチングとは

コーチングとは基本的に以下のように説明されます。

コーチングを「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである」と定義しています。

※参照:corchAcademia ("https://coachacademia.com/coaching/")

 

つまり、簡単にコーチングを定義すると

”相手の思考サポートをし行動促進すること”

ということです。

 

よく、コーチングと合わせて用いられるティーチングと異なるのは、ティーチングが正解を教えるのに対して、コーチングは正解の方向へ導くという点です。

 

そのため、コーチングをする際には気を付けたい”決まり事”があります。

それは"Ⅲ.コーチングの方法"にてお伝えいたします。

 

Ⅱ.コーチングがもたらす4つのメリット

では、コーチングを行うことで部下はどのような状態になるのでしょうか。

大きく分けて4つの効果があります。

 

①思考の整理

一人で悩みを抱え込むと、「説明しがたいもやもやとしたものが頭の中に常にある」という状態を皆様も経験したことはあるのではないでしょうか?

 

実際私も、

「今の仕事をこのままやり続けていいのか」

「今動いているプロジェクトはこのまま進めていいのか」

「結婚などをそろそろ考えといけないのか」

 

などなど、正解のない問題が頭の中でもやもやとしている状態に定期的になります。

 

そのモヤモヤを解決するために必要なことが、”客観的視点でみた分析”です。

 

コーチングにて客観的な視点から質問を行うことで、一人で悩むよりも問題に対して深く考察できるようになります。同時にそこで導き出された回答に対して、コーチング担当者が”大丈夫”と声をかけることで安心感が与えられ、回答への自信につながります。

その結果、思考の整理ができます。

 

②目標の整理

思考の整理ができると、問題の整理ができます。

例えば

 

 「この仕事を続けていいのか」 

という問題がある場合、コーチングにより

 

「そもそも自分はどのような事をしたいのか」

「仕事を通じて何を得たいのか」 

のように、問題を分解し整理することで、

 

「自分は人生または仕事で○○をしたい」 

という目標が生まれます。

つまり、問題が整理することで自分が本当にしたいこと(目標)も整理されます。

 

③目標達成のための行動プロセスの整理

目標が整理されると、その目標達成のためにどのような道筋を歩むべきか考えることができます。

 

④行うべきアクションの整理

そして、最後に目標達成のために”今、取るべきアクション”が整理されます。

 

 

これら、①~④がコーチングにて得られるメリットであり、コーチングを行う目的です。

部下にコーチングを行う際は、この①~④の段階のどこで悩んでいるのかを考え④の次のアクションまで整理し、落とし込むことが必要です。

 

Ⅲ.コーチングの方法

繰り返しになりますが、コーチングは正解を教えるのではなくあくまでも思考のサポートです。

 

そのために守るべきことは以下です。

①部下に対して良質な質問を行う

これが一番難しく、かつ一番重要なポイントです。

コーチングは別名”質問の技術”と言われるほどです)

 

”Ⅱ.コーチングのメリット”でも記載した通り、相手の思考整理のために必要なことは”質問”です。

相手の思考段階に合わせた適切な質問を行うことが必要です。

具体的な質問の言葉としては、私は以下を参考にしています。

・一番の理想は?
・あなたにとって重要なことは?
・具体的には?
・制約がないとしたら?
・他には?(リスト化する)
・この中でもっとも効果的なのは?
・何があればできる/わかる?
・まず何からやる?

参照:コーチングとは何か図説してみた("https://note.mu/kobaka7/n/n0e2de5bc2b9a")

 

②部下が7~8割話す場とする

①同様の理由で、上司が自分語りをしすぎてはいけません。

時間の大半は部下が喋る場としましょう

 

③定期的に実施する

コーチングは”行うべきアクション”まで落とし込むことがポイントですが、そのアクションの振り返りを行い、そこから学びを得られるようにすることも重要です。

 

私は、1on1ミーティングとこのコーチングを絡めて毎週15分実施しています。

定期的に高頻度で行うことで、コーチングの効果は高まります。

< 1on1MTGに関する記事はこちら>

 

it-consul.hateblo.jp

Ⅳ.実はコーチングだけではだめ?合わせて身につけたい技術

元来、コーチングは”業務目標の実現やPJ達成のために思考サポートをし、自発的な行動を促進する”ものです。

つまり、適用範囲は限定的で思考・行動面のサポートになります。

 

対して”メンタリング”という技術があります。

これは”人生や仕事においてどのような状態にありたいかを、自身をロールモデルとしながら導く”ものです。

また、思考・行動面だけでなく精神的なサポートも行います。

 <メンタリングに関する記事はこちら>

it-consul.hateblo.jp

また、似通った言葉で

”カウンセリング”

コンサルティング

があります。

 

これらはすべて補完関係にあり、相手の状況に合わせてどの手法を使うかを変えれるようにするのが理想です。

ただいま、勉強中ですので、内容が整理でき次第記事にしたいと思います。

 

Ⅴ.まとめ

持論ですが、仕事を楽しむには”お金とやりがい”が必要です。

そして、そのやりがいに必要なのが主体性だと感じています。

 

初めてリーダーになった方は是非ともこのコーチングを身に着け、部下に実施してあげてください。